オテル・ド・ヴィル (1,11号線)
「オテル・ド・ヴィル」は市庁舎という意味で、 ルネッサンス文化をフランスに浸透させた国王、フランソワ1世の時代に建築が開始されました。
父王ルイ3世の時代に完成したパリ市庁舎に迎えられたルイ14世。 無数のシャンデリアの輝きを受けながら豪勢な晩餐会。 |
フランソワ1世の時世の16世紀半ばから、ルイ13世の時代の17世紀初頭まで建築が続いた市庁舎は、大きな窓から自然光がたっぷり入る、洗練を極めたルネッサンス様式です。
1789年7月17日、パリ市長舎を後にするルイ16世。 |
例えば、王家に世継ぎが生まれるたびに、市庁舎前の広場で華々しく花火をあげ、パリ市民はその誕生を祝っていたし、1789年7月14日、バスティーユが襲撃され革命が始まったことを知ったルイ16世は、17日、市庁舎に行き、制定された赤、青、白の三色の帽章を受け取ってつけ、自分が国民と共にいる表明を示しました。赤と青はパリ市の色で、白は王家の色。両者が平等であることを示すこの三色が、後にフランス国旗になります。
1855年、イギリスのヴィクトリア女王をお迎えし、 歓迎舞踏会が開催されました。 |
火災後に再建された市庁舎。 |