2017年4月20日

ヴェルサイユ宮殿、もうひとつの楽しみ

東京での「マリー・アントワネット展」が大成功に終わり、ますます憧れを掻き立てているヴェルサイユ宮殿。

ヴェルサイユ宮殿内のカフェ・レストラン「オール」
新時代にふさわしい改良が次々となされ、訪問者にとって便利になりました。
現在も工事中の箇所がいくつかあり、その部分は閉鎖されていますが、そのかわりに今まで見られなかった部屋も訪問できるのが素晴らしい。

メインのチキン料理。味も量も文句なし。
私にとっての新しい楽しみは、宮殿正面向かって左側の翼にアラン・デュカスのカフェ・レストランがあること。
通常こうした観光地ではあまり美味は期待できないのですが、アラン・デュカスの「オール」は別。あまりにもおいしいので、すでに3回も行きました。

デザートのスフレが
口の中でとろけるようなデリケートな感触。
季節ごとにメニューを変えているので、何度足を運んでも新しいお料理があってそれが魅力。
窓からは宮殿の内庭や外壁が見えるし、味もサーヴィスもいい。

二人そろって
満面の笑みを受かばせないではいられない。
コンテンポラリーなインテリアなのに、歴史を刻んだ宮殿との間に違和感を感じないのは不思議。
「オール」でランチをいただいていると、ヴェルサイユ宮殿が若返ったように思えます。宮殿を建築させたルイ14世も、「どれどれ余も久しぶりに下界に下りて、現代人と一緒に食事を楽しもうか」などと姿を見せそう。