2020年3月13日

コロナウイルス 大統領特別演説

昨日3月12日夜、マクロン大統領が大統領府エリゼ宮でテレビカメラに向かい特別演説を行いました。ますます深刻化するコロナウイルスに関する演説とあって、2500万人がこの演説を見たそうです。今までの最高記録だということから、いかにフランス人が深刻になっているか伝わってきます。

今回のコロナウイルスは100年の最大の衛生上危機で、これは始まりでしかなく今後さらに悪化するおそれがある。そのために全国の保育園、幼稚園から大学まですべて閉鎖する、出来るだけ自宅で仕事を続け、営業停止をせざるを得ない企業及び働く人々への援助を行う、病院はコロナウイルスにかかった人を優先的に治療する、EUが結束して拡大の防止にあたらなければならないなど、約25分間の演説をテレビカメラから視線を逸らすことなく続けていたのが深く印象に残りました。

翌日の今日、フィリップ首相が今後は100人以上の集会を全国で禁止すると発表。緊張感がさらに高まっているフランスです。現在感染者は3661人にもなっています。エッフェル塔、ルーヴル美術館、オルセー美術館、オペラ座、ヴェルサイユ宮殿も閉鎖。今後の状況によっては国境封鎖もあるかもしれない。毎日一番気になるのはコロナウイルス情報。朝、最初に見るのはこの情報です。気をつけているのは手の消毒、うがい、睡眠、栄養、動くこと、大勢の人が集まる場所を避ける。これで何とか乗り越えたい。

皆さまもくれぐれもお気をつけください。