フィリップ首相は14日夕刻に緊急会見を行い、15日0時から生活に必要な店以外の営業停止を発表。日常生活に欠かせない品を取り扱うスーパーや薬局、郵便局、銀行は従来通り営業。
年中無休でいつも賑わいを見せているレストラン街なのに、 全部閉まっていて人も犬もいないで、まるでゴーストタウン。 時が止まったようなパリの中心です。 |
この発表で衝撃的だったのはレストラン、カフェも閉鎖すること。フランスでの感染者がいかに多いかしっかり伝わってきます。レストラン、カフェは店の外のテラスでもサーヴィスを受けられるのに、このような強硬な処置がとられたのは、テレビのルポで理解できました。パリ近郊にあるレストランで、オーナーが常連客と次々にハグしていただけでなく、「コロナウイルスなどない」と怒ったように言っているのです。何て身勝手なこと、自分がウイルスに感染するかもしれないし、感染を広げる可能性もあるのに、このエゴイストな態度。政府が営業停止を発表するわけです。
イスもテーブルもしっかり片付けている光景を見て、 心が締め付けられました。 楽し気に会話を交わしながら食事する場なのに、 誰もいないのは本当に寂しい。 早く以前の元気な雰囲気を味わいたい。 |
ヨーロッパではイタリア、スペイン、フランスでの感染者が多いのが現実ですが、いずれもラテン系の国民。親しみを込めて挨拶する接触の文化を守っている国々です。それが災いしていることは見逃せない。それに加えて楽観的な性格の人が多く、危機感を感じないし、時間を守らないようにルールを守るのも苦手。政府が厳しい規制を設ける必要があるのです。
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