パリのエルメス本店 |
傘下にしているLVMHが、
ついに、エルメスの二番目に有力な株主になりました。
これまでエルメスは、アンタッチャブルと考えられていたのに、
それが突然のこの発表。
LVMH会長のベルナール・アルノーは、公に発表する直前に、
エルメス社長パトリック・トマに電話で報告したそう。
彼は地球がひっくり返ったほどの衝撃を受けたのに違いない。
何しろまったく想像もしていなかったはずなのだから。
新聞や雑誌の報道によると、
アルノーは数年前から少しずつエルメスの株を買っていて、
公表したときには、すでに17パーセントの株主。
筆頭株主は創立者のファミリーたち。
その次の株主になったのですから、
これは、もう、足元に火がついだほど重大なこと。
エルメスの有名なロゴと オレンジのシンボルカラー |
今後もLVMHが買い足していくのではないかということ。
今は17パーセントでも、
その内、いきなり大株主になることも考えられる。
個人の小株主もいるわけだから、
その人たちがアルノーに売らないともかぎらない。
今後どのような展開をするか、
今、大きな関心が寄せられています。
ここまできたLVMHが、介入していないデラックス産業は、
シャネルのみ。
世の中の大きな変革の時期に
さしかかっているようです。