「アートに生きる展」の ご案内状 |
破格の才能で一世を風靡したお二人が、長年かけてコレクションしたアート作品の一部を、「ピエール・ベルジェ=イヴ・サンローラン財団」で展示中。本物のアートのある暮らしが、いかなるものであるか、感嘆続きの充実した内容。何度も足を運んでじっくり観賞したい、素晴らしい作品と展示方法です。
長年の友人ドミニックは 財団に欠かせない貴重な女性 |
時代も国籍も異なるそうした美術品が相まって生む空間は、まるでプルーストの「失われた時を求めて」の上質な世界。このような美に囲まれた中で日々を送っていた人がいたとは、実感がわかないほど高尚。夢の中を彷徨っているような想いを何度も抱いた、格別で幸せなひととき。
この日のプレ・ヴェルニサージュには、ラランヌ夫人もおいでになったし、ラランヌ作の一点もののブローチをつけているご婦人もいらしゃいました。皆、品のあるお洒落がお上手。私も敬意を表するために、イヴ・サンローランの時代の懐かしいジャケットを着て行きました。ベルジェと一緒に展示してある日本の古美術を観賞でき、精神の豊かさを感じられた夜でした。
2016年2月14日まで開催