2011年3月16日

日本の地震 その5

天皇陛下がビデオテレビでお気持ちを発表なさったことが、フランスでも報道されました。
これは非常に稀なことで、いかに緊急事態かということがわかるとテレビのジャーナリストが解説。

陛下のお顔が大きくテレビ画面に写り、こうしたお言葉を受けて、多くの日本人が心を動かされたことでしょう。

大災害に見舞われたにもかかわらず、日本人が冷静を保っていることへの賞賛は、繰り返して語られています。
「日本人の生まれつきの性格かもしれないし、感情をあらわさないように教育されているのかもしれない。他の国だったらこれは考えられない。こうした事態にもかかわらず、静穏とさえ表現できる態度を示す日本人は、ほんとうに素晴らしい国民です」と特派員は語っています。
多くの人が大阪や京都、あるいはさらに南に向かっている映像を流しながら、
「それでもパニック状態にならないのは、日頃の訓練に賜物だろうか」
とも語られています。
ヘリコプターでの原子炉冷却は、放射能が多すぎ断念との報道に、フランス人はさらに心配を深くしています。
皆様のご無事を祈っています。頑張ってください。