2013年2月19日

パリの都市計画

20世紀初頭の二つの様式を取り入れた
デパート、サマリテーヌ

アール・デコとアール・ヌーヴォーを取り入れたデパート、サマリテーヌが老朽化を理由に閉鎖され、
その後オーナーのLVMHが新たな建造物になることを発表。
日本人を含む建築家も決まり、
いよいよ工事が開始されるかと大きな期待をよせていたところ、なにやら問題があるらしい。


LVMHの発表によると、
デラックスホテル、レストラン、
ビューロー、住宅、店舗などが設置され、パリの新しい名所になる予定。
1889年建築のエッフェル塔
ところが、その建物が透明であまりにも近代的過ぎることが
反論を呼んでいるのです。

確かに周囲の建造物は歴史を伝える重厚なものが多い。
そうした地域に、透き通る建物など建てたらパリの美感を損ねる。
パリの汚点にさえなると、うるさいパリ愛好者が騒ぎ始めたのです。

こうした例は今回が初めてではなく、
ルーヴルのピラミッドもエッフェル塔も、
その建築のときには論議を呼びました。

1989年に完成したルーヴル美術館の
ピラミッド
けれども今ではパリを代表する立派なモニュメント。

街全体の調和を大切にするパリ。
頑固なまでにそれに固守する人がいるからこそ、世界で最も美しい街と呼ばれる美感が保たれているのでしょう。
この論議がどのような展開をするか、
私は興味津々。

パリは変わらないで欲しい、でも、新旧の両面を持つパリもいい。
と、ちょっと複雑な心境。