2018年12月12日

パリの犬たち 187

ちょっと恥ずかしかったわ

ワーッ
イケメン、というか、イケワンが歩いているわ。
こっちを向いてくれないかしら。


そうだ、美しく甘い声で呼べばいいのよね。
ワァ~ン、ワ~~ン、ワンワン、ワァン。
キャーッ、振り向いてくれた。
うれしくて、うれしくて顔が赤くなってしまったわ。
恥ずかしい。

2018年12月9日

メトロの駅名は語る 108

Rue de la Pompe
リュー・ド・ラ・ポンプ(9号線)

かつて存在していたラ・ミュエット城に水の供給をするためのポンプがあったことから、この名前の道路が生まれ、後年にメトロ名にもなったのです。

リュー・ド・ラ・ポンプ通りで特に目立つのは、ジャンソン・ド・サイイ高校。パリの富豪弁護士ジャンソン・ド・サイイが男子校を設立させ、1884年10月13日にオ―プンした名門校です。現在は男女共学ですが、当初は男子のみで生徒数は457人。

19世紀に創立したジャンソン・ド・サイイ高校。

第一次世界大戦の際には負傷兵のために病院になり、第二次世界大戦最中には学生たちが早くからレジスタンス運動に加わりました。校舎の壁にはレジスタンスの英雄となった生徒の名を刻んだ碑があります。強制収容所に送られたイスラエル人の生徒のための碑もあります。

アール・ヌーヴォ―のエレガントな建物。
1階はフラワーショップ、2階以上はアパルトマン。
現在はフラワーショップは姿を消しレストラン。

フラワーショップ「オレーヴ」の時代の装飾が残っています。

この通りのもうひとつの重要な建物は、アール・ヌーヴォ―の元フラワーショップ。現在はレストランになっていますが、当時の装飾が一部残っていて、その界隈に優美な空気を放っています。

2018年12月7日

釘町彰さんの展覧会

パリ在住の画家、釘町彰さんの作品には自然が込められている。天然の鉱物を砕いて作る岩絵具を使用し、テーマも自然。しかも、釘町さんが描く自然は、人の手が加わっていない無垢の、言い換えれば手付かずの自然ばかり。

心身が清められるような釘町さんの力作の前で。

だからと言って人を突き放すような厳しさはなく、魂の奥底にまで届くようなやさしさと美しさがある。絵の世界に吸い込まれるような透明感は、地上のすべての悪から遠ざかるような静謐さがあります。

ヴェルニサージュにいらした招待客の質問に、
丁寧にこたえる釘町彰さんとリュック・ドニャンさん。
手前はドニャンさん作のバッグ、後方は釘町さんの大作。

多くの人がヴェルニサージュに集まり歓談を楽しみました。

今回の展覧会ではリュック・ドニャンさんのバッグも見られます。手作りで軽く、個性的な作品は、こだわりの趣味の人に最適。収納性にも富み、活動的な現代女性に欠かせないアイテムのように思えます。

Pierre-Yves Caêr Gallery
7 rue Notre Dame de Nazareth
75003 Paris

2019年1月12日まで

2018年12月5日

セルジュ・ルタンスのニューショップ

特有な感性の持ち主のセルジュ・ルタンスがクリエイトするフレグランスには、彼と同じように神秘性が隠されています。ボトルは同じで、中の香りにそれぞれ個性が込められていて、深みがある。現実の世界から見知らぬ幻想的な世界に導くような、不思議な誘惑がある。

1992年にパレ・ロワイヤルに香水専門店をオープン。ミステリアスなインテリアとフレグランスはこだわりのパリジェンヌたちの話題となり、その後デパートにコーナーを設置。そして今年、サントノレ通りにブティックをオープンしたばかり。

ブティックの外観も店内も他のお店と一線を引いていて、独特のアンビアンスが放たれています。パリ中心に生まれた異次元の世界とさえいえます。

サントノレ通りに新たな刺激を与える、
香水店セルジュ・ルタンスのショーウインドウ。

現実から遠ざかり異次元の世界に入るような、
神秘性漂う店内。
324 rue Saint Honoré 75001

2018年12月4日

ブシュロン リニューアルオープン

高級宝飾店ブシュロンは今年創立160年記念を迎えました。それを機に18ヵ月かけて大々的なリニューアルを行い12月上旬、新たな姿を披露しました。

リニューアルを終えて新たな姿を見せるブシュロン。

現在、高級宝飾店の聖地と呼ばれているヴァンドーム広場に進出したのはブシュロンが最初で1893年のこと。

メゾン創立者フレデリック・ブシュロン
(1830-1902)

1858年にフレデリック・ブシュロンが創業したときのブティックは、パレ・ロワイヤルにありました。けれどもヴァンドーム広場の将来の価値を察したブシュロンは、他の高級宝飾店に先駆けていち早くブティックをオープンしたのです。これは驚くべき先見の明と言えます。

ブシュロンがブティックを設けたヴァンドーム広場の
貴族館ノセに、長年暮していたカスティリオーネ伯爵夫人。

ブシュロンが選んだのは、オルレアン公に仕えていた貴族シャルル・ド・ノセが1717年に建築させた大邸宅。その後複数の貴族、富豪、公証人などの手に渡り、ナポレオン三世の第二帝政時代に、もっとも美しく才知に富む貴婦人と憧れを掻き立てていたカスティリオーネ伯爵夫人が、1878年から暮すようになりました。ブシュロンが1893年にブティックを構えた年に、伯爵夫人はそこから遠くないカンボン通りに移ったのでした。

ブシュロンがヴァンドーム広場にオープンして間もない、
1906年の写真。正面のラ・ぺ通りの右角です。
2018年、メゾン創立160年記念の年にリニューアルし、
再び豪奢な姿を見せるブシュロン。

ヴァンドーム広場でのブシュロンの飛躍は他の高級宝飾店を刺激し、次々とブティックをオープン。ヴァンドーム広場はハイジュエリーの聖地と謳われるようになったのです。

2018年12月3日

クリスマス・マーケット


今までシャンゼリゼ大通りが舞台だったクリスマス・マーケットが、チュイルリー公園内に移動。以前よりクオリティがいい品が目立ちます。

趣向を凝らした工芸品や食べ物のショップが軒を並べているし、数多くの子供向けの乗りもの、アイススケートリンク、お化け屋敷、ホットワインカウンターもあり魅力がいっぱい。時間を決めて空からサンタさんがトナカイに乗って降りてくる。

カラフルでオモチャの国にいるように楽しい。もう一回、ではなく、もう二回行きたい。そのたびにゴーフルも食べたい。

すごい賑わいのクリスマス・マーケット。

ルーヴル美術館が近くに見える、
チュイルリー公園内のクリスマス・マーケット。

温かい食べ物も豊富。フランス各地の名産物の他、
イタリア、ドイツ、モロッコ料理などもあります。
とても豪華なホットワインカウンター。
電気仕掛けで動く動物もたくさんいます。

体格がいいサンタさんと気取った兵隊さん。
子供時代に戻って記念撮影。
スリラーを味わいたい人に最適なスリラー劇場。
中で何が起きるか・・・・
大きなツリーの数カ所に球があり、
そこに子供たちが乗ってグルグル回転。
 


メルヘンの国に行けるような錯覚を起こす、
ジョイフルな豆電車。乗ってみたかった。

2018年12月2日

クリスマス、限りなく楽しいスイーツのウィンドウ

クリスマスがもうそこに。
あちらこちらにイルミネーションが灯され、パリの街はキラ星のように輝いています。デパートのウィンドウには自動仕掛けのオモチャがいっぱい。その前は子供連れの人々で身動きできないほど。

スイーツのお店も趣向を凝らした飾りで楽しい、楽しい。ご覧の通りです。

雪国へと誘うシックでロマンティックな飾り。
飛び跳ねる喜び。

知性が感じられるようなデコレーション。
ラヴリー、ラヴリー、ラヴリー
大きな氷の住まいでご機嫌な白クマさん。
よかったね。
トナカイさんの行進。目がかわいすぎる。