2019年7月23日

パリの犬たち 204

ネ、知ってる? またモーレツに暑くなったの。
だからアイスクリームを食べたいワン

パリのお天気ってものすごく気まぐれ。
アツくなったり、涼しくなったり、わがまま放題。

「今日はとってもアツいネ」
「ウン。ハーハー、ハー」
「ほ~ら、みんなアイスクリームを食べたり、
ジュースを飲みながら歩いている」
「ワタシたちもアイスクリームを食べたいワ~ン」
「このところ毎日食べているから、今日はダメ」
意地悪を言うのはパパ。

もうがっかりしてあるくのもイヤッ!
せめてこの暑苦しい毛皮を取ってほしいワン。

2019年7月21日

おすすめ京料理レストラン

パレ・ロワイヤルの静かな公園すぐ近くに2年半前にオープンしたEnyaaは、パリにいながら本格的な京料理を満喫できる貴重なレストラン。

淡いベージュの石の壁と天井、木製のシンプルなテーブルがとても爽やか。左手にカウンター席があり右手はテーブル席、そして奥まった所に驚くほど種類豊富な日本酒とシャンパーニュが並んでアーティスティックな世界を生み出しています。ここで味わえるのは本物の和食。しかも品格あふれる京料理ばかりで、一度味わったら忘れられない。行き届いたサーヴィスも心地よく、またすぐに行きたくなるレストランです。

18 世紀の歴史を刻む建造物の中の日本。
日本酒とシャンパーニュが生み出す格別なコーナー。
太鼓を見つけて大喜びで多津子さんと駆け寄りました。
整然としたカウンター席もいいアンビアンス。
アミューズ・ブッシュで身も心も一気に京都に浸ります。
サマーならではの素材。2色のおソースにデリケートな感性がうかがえます。
鶏肉ときのこのお吸い物。
焼きカモ料理。左はご一緒した節子さんが「少しいかが?」と
お皿に盛って下った3切れの牛肉。
どちらも肉のうま味をいかした焼き具合。

Enyaaご自慢のサバ寿司。昆布巻きです。
冷たいデザートとお茶が続きます。
今回はディナー・コースでしたが、次回はランチをトライしたい。
レストランがあるモンパンシエ通りは、パレ・ロワイヤルの城主オルレアン公の息子モンパンシエ公の名を冠していて、以前はパレ・ロワイヤルの庭園の一部でしたが、1784年に道路となったのです。

Enyaa
37 rue de Montpensier
75001 Paris
tel 01 40 26 78 25

2019年7月15日

メトロの駅名は語る 128

Mabillon
マビヨン(10号線)

17世紀から18世紀にかけての修道士であり歴史家ジャン・マビヨンに捧げる駅名。

ジャン・マビヨン
(1632-1707)

農婦の家に生まれたマビヨンは早くから宗教の道を選び、神学や哲学を学んだ後パリの北にあるサン・ドニ大聖堂で司祭の仕事を始め、そこに葬られている歴代の王家の人々に関する資料などの管理に携わっていました。

マビヨンの時代のサン・ジェルマン・デ・プレ修道院。

32歳のときに6世紀に建築されたパリのサン・ジェルマン・デ・プレ修道院から、歴史上重要な史料の管理を依頼されます。知識欲旺盛なマビヨンはフランス各地だけでなく外国にまでに足を運び、貴重な資料を集めたり丹念に調べ膨大な聖人伝を執筆しました。現存する学生街のサン・ジェルマン・デ・プレ教会は、その修道院に付属する教会として建築されたのです。

マビヨンは1686年6月4日から
6世紀に建築されたイタリアのボビオ修道院に滞在していました。
そこからフランスに持ち帰った貴重な手稿。

歴史神学や古文書研究に生涯を捧げ、「古文書史」「聖人伝」を刊行し計り知れないほど教会史に貢献し多くの影響を与えたマビヨン。けれどもあまりにも専門的な著書なので一般の人に名は知られていません。メトロの駅名から彼に興味を抱くようになる人がいれば幸いです。

2019年7月11日

パリの犬たち 203


ワタシも乗りたい

ワー、すご~くかっこいい💓
あれが今人気の電動キックボードね。
スイスイ走って気持ちよさそう。
あれだったら疲れないし、第一目的地にあっという間に着ける。
いいな、いいな、ワタシにも買ってほしいワン。

ママンにおねだりしたら、
「犬用のはないのよ」
だって。

「それに健康のために歩くのが一番いいの」
だって。

そういえばそうね。
お仕事に行く人にはきっと理想的な交通機関なんだわ。

2019年7月9日

おすすめイタリア料理レストラン

パリは奥深さがある街です。外観や高さに制限があるために外は同じようでも、中に入るとそれぞれ個性的で驚くことが多い。オーセンティックなイタリアンを満喫できる「イル・ジラモンド」もそのひとつ。一見、何気ないイタリアンのお惣菜屋さんかと思う地下は、隠れ家的なアンビアンスが魅力なレストランです。

種類豊富な食材の間を抜けて突き当たりの木と石で造られた階段を降りると、ファミリアルなレストランが見えます。木製の気負いのないテーブルが心がこもったお料理とサーヴィスを確約しているようです。

シシリア出身のムッシューと日本出身のマダムが提供するお料理は、トラディションと現代性の融合があるオリジナリティに富むお味ばかり。気軽に本物のイタリアンを味わいたい人に絶対おすすめ。「イル・ジラモンド」は世界中を旅する人という意味。カーラ・ブルーニもお気に入りです。

Il Giramondo
175 rue de Grenelle
75007 Paris
tel 01 45 51 10 65

素材に凝っていることが一目瞭然。
鮮度の高い野菜と伝統的おナス料理の組み合わせが最高。
ツナソースのパスタ。
忘れがたいお味。

デザートのパンナコッタ。
適度な甘みがラヴリーなプレートと相まって体中に幸せを広げてくれます。

時間が経つのを忘れさせる話題豊富な女子会。
聖美さんと琳さんは姉妹のようなステキな母娘。
オリジナリティある服装がよくお似合い。

2019年7月7日

ハイジュエリー 煌びやかなニュ―コレクション №3

ミキモトの新しいハイジュエリー・コレクションのテーマは庭園。華やかな社交が繰り広げられるガーデンパーティーは王朝時代からもてはやされ、現在も引き継がれている大切な文化です。その舞台となる庭園をメインテーマにしたミキモトはヴァンドーム広場の店内を純白の花々やリーフで飾り、一歩中に入ると妖精の国に招かれたような錯覚を起こすほど幻想的。展示されているジュエリーはどれもデリケートな感性が込められていて、日本人の繊細さを再認識しないではいられません。

トップモデルの富永愛さんが詩情あふれる店内で
ミキモトのジュエリーをまとって歩を進めます。

メインテーマの庭園を表現する秀作のひとつ。
開け閉めできる窓の向こうに庭園が見える発案が素晴らしい。
トビラの向こうに
花の女王のバラが艶やかな姿を見せるブローチ。
物語りが浮かびそう。
ブルーとパープルの色合わせがシックなブローチ。
サファイア、トルマリン、ガネット、ダイヤモンドなどに大粒のパールがよく似合う。
華麗な花々を散りばめた襟のようなフォルムのネックレス。
限りなくフェミニン。


庭園に清々しさを散るばめる
カスケードスタイルのネックレスとブレスレット、イヤリング。

             ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ブシュロンのハイジュエリーは建築をテーマにしたクリエイションが目立ちました。ヴァンドーム広場に最初に店舗をオープンした老舗だけあって、広場へのオマージュともいえる複数のジュエリーがノーブルなオーラを本店の隅々まで放ちます。


ヴァンドーム広場の敷石がインスピレーションの源の高貴なネックレス。
歴史と現代性の卓越した融合が見られます。

1900年に建築されたグランパレを表現する
画期的なネックレス。

グランパレのガラス張り屋根を上から見たパーツ。


屋根の中央のドーム。
メゾン創立以来継承している
クラフトマンシップに驚嘆するばかり。
八角形のヴァンドーム広場が流麗な流れを示す
ノーブルなネックレス。
広場を建築させた太陽王ルイ14世も
さぞかしお喜びでしょう。

3代目ジェラール・ブシュロンが飼っていた黒猫ウラジミールは
今ではすっかりアイコンになっています。

私の愛猫シャトレにそっくりな白猫もいて、
思わず歓声をあげてしまいました。
宝石をまとってプリンセス気分ですまし顔。

2019年7月5日

ハイジュエリー 煌びやかなニューコレクション №2

ディオールのハイジュエリー・ニューコレクション発表は瀟洒な邸宅が会場。重厚なトビラを開けていただき中に入った途端、広々した庭園が目の前に開け、花の心地よい香りが全身を包みます。白いパラソルが芝生のあちらこちらに置かれ、着飾った女性たちがエレガントな仕草で憩っている。まるでフランス映画の一場面を目の前にするよう。

庭園に面した邸宅の入り口にオートクチュールのドレスが展示してあり、その後方の階段を下りた地下にハイジュエリーを展示。カラー別にケースに入れてあり庭園のカラフルな花々との関連性が感じられ華やか極まりない。夏の始まりのパリのロマンティックなイヴェントです。

展示会場はパリ中心の邸宅。
花咲く庭園とハイジュエリー。飛びきりハイレベルな午後のひと時を満喫。
ハイジュエリーは豪華な大理石の階段を下りた地下で展示。
オートクチュールーのドレスがお迎えします。

ピンクのジュエリーが勢ぞろいしながら可憐な姿を披露します。
グリーンが基調のジュエリーたち。
色とりどりのストーンが相乗効果を上げながらさらなる華を添えます。
燦然と輝くひときわ視線を捉えるリング。
爽やかな庭園ではずむ会話。
共通の話題が多く時が経つのを忘れます。
右は婦人画報編集長富川さん、
後方はディオールジャパンの水口さん(左)と伊藤さん(右)。

私たちも庭園で繰り広げられる「動く絵画」とも言えるアンビアンスに
すっかり溶け込みました。
フローリストが花の冠をその場でクリエイトする
ポエテイックなアイデイアはラグジュアリーなメゾンならでは。

花の冠をいただいて最高に幸せ。
我がアパルトマンのバルコニーに飾りました。
このままドライフラワーにして、この日の思い出をずっと取って置くつもり。