フランス各地で開催される「音楽の祭典」の6月21日は、クラシック、ジャズ、ロック、ラップなどあらゆる音楽を無料で楽しめる日。1982年、当時のフランス文化大臣ジャック・ラングによって創設された「音楽の祭典」は、今では世界中に広がり、重要な文化イヴェントのひとつになっています。プロもアマチュアも参加できるのが、この祭典の大きな特徴。
今年はチュイルリー公園で大規模なコンサートが行われたほか、セーヌ左岸・右岸の複数の教会や大小の広場、博物館などでも音楽祭を楽しめ、35度の異常な暑さの中で、熱気に包まれたパリ。
例年と異なるのは、昨年のパリ・オリンピックで世界中の人を驚嘆させた気球の聖火台が、この日の夜空を飾り、再び歓喜の声を響かせたこと。この気球は今ではパリのモニュメントとさえ言われていて、9月14日までチュイルリー公園で見られる。特に、夜空に浮かぶ気球の美しさは、体が震えるほど感動的。
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チュイルリー公園内に設置された舞台の前に集まった人は35000人。 参加したアーティストは50人。 夕方9時に始まり、真夜仲の12時30分まで続いたコンサート。 音楽に合わせて歌う人も多かったし、踊る人も多かった。 |
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いつ見ても感動せずにはいられない、品格ある気球。 夢幻の境地に誘われたよう。 |
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