2018年12月7日

釘町彰さんの展覧会

パリ在住の画家、釘町彰さんの作品には自然が込められている。天然の鉱物を砕いて作る岩絵具を使用し、テーマも自然。しかも、釘町さんが描く自然は、人の手が加わっていない無垢の、言い換えれば手付かずの自然ばかり。

心身が清められるような釘町さんの力作の前で。

だからと言って人を突き放すような厳しさはなく、魂の奥底にまで届くようなやさしさと美しさがある。絵の世界に吸い込まれるような透明感は、地上のすべての悪から遠ざかるような静謐さがあります。

ヴェルニサージュにいらした招待客の質問に、
丁寧にこたえる釘町彰さんとリュック・ドニャンさん。
手前はドニャンさん作のバッグ、後方は釘町さんの大作。

多くの人がヴェルニサージュに集まり歓談を楽しみました。

今回の展覧会ではリュック・ドニャンさんのバッグも見られます。手作りで軽く、個性的な作品は、こだわりの趣味の人に最適。収納性にも富み、活動的な現代女性に欠かせないアイテムのように思えます。

Pierre-Yves Caêr Gallery
7 rue Notre Dame de Nazareth
75003 Paris

2019年1月12日まで