2018年2月14日

パリの犬たち 157

考えることが多い日々。
赤信号だから待っている賢いボク。
でも、いつ、だれが決めたのだろうと好奇心が旺盛なボクは思う。
どうせママンに聞いても分かるわけない。
ふと振り返ると、立派なおひげの知的な男性が見える。
おもいきって声をかける。
「あっ、ムッシュー、もし知っていたら教えてください」
ボクがていねいに聞いたのに、完全に無視。
せっかく向学心に燃えていたのに。
すっかり気落ちしてトボトボ、トボトボ、トボ、ト・・・