2018年9月28日

おすすめレストラン  ルドワイヤンのラビス

和食ブームといわれているけれど、不思議なことにグルメの街パリに良質の和食レストランは少ない。

そうした中で今一番評判を呼んでいるのは、スターシェフとして名高いヤニック・アレノがオープンした「深海」という意味のラビス、L'ABYSSE。

ラビスはアレノがオーナーシェフを務めるルドワイヤンの1階にあります。シャンゼリゼ大通りを入った木立の中のルドワイヤンは、1792年からの輝かしい歴史を刻む建物の2階にある3つ星レストラン。

それほどのアレノ氏であるからには、和食レストランにも大きな関心と期待が寄せられるのは当然。ヒノキの調理台とカウンター、オリジナリティあふれるインテリア。そこで味わう本格的江戸前寿司はアーティスティックで美味な逸品ばかり。サーヴィスも行き届いていて、またすぐに行きたくなるラビスです。

川俣正さんの割りばしによるインパクトある装飾。
レストランのエントランスを飾るこの画期的な装飾が、
お料理への期待感を盛り上げます。


ヒノキのカウンター席、ゆったりした椅子のテーブル席。
豊かさがある空間です。


彫刻家のアレノ夫人作のランプが幻想的。

独創性に富む絶品のチラシ寿司。
岡崎泰也シェフによるオリジナリティあるクリエーション。
具が驚くほど変化に富んでいて、とても贅沢なチラシ寿司。

ゆずとチョコレートのデザート。
日仏両国の食文化の融合。

セラミックの貝殻が壁を飾っていて、
「深海」にいる思いを抱かせます。