2021年2月8日

ちょっと寂しいヴァレンタインデー 

 アムールの国フランスですが、コロナの影響でヴァレンタインデーの雰囲気がさっぱり盛り上がらない。それはそうです。18時以降外出禁止だし、レストランもバーも、皆、閉まっているので、愛の日をお祝いする気分になれないのです。例年、お洒落なレストランは早めに予約をしないと、席を確保できないほどの賑わいだというのに・・・

今年はおうちでお祝いする予定の人が53%もいるそうです。「それでは、その日のための特別メニューをお教えしましょう」と、数人の人気シェフがオリジナリティあるレシピを紹介。結構いい評判です。

そこまでしなくても、冷えたシャンパーニュ、生ガキ、ホタテ貝を焼いた一品、デザートがあれば十分という人も多い。キャンドルを灯してブーケを飾り、ステキなミュージックが流れていれば、ロマンティックなヴァレンタインデーになる。確かにそう。フランス人はこのように、不便な中でも、あるいはたとえお金を使わなくても、喜びを味わう工夫をするのに長けているし好きなようです。

チョコレート専門店の楽しそうな飾り。

ロマンティックなケーキ。見ているだけで心がとけそう

シャンパーニュやワインが美しく並んで、
愛の日の喜びを分かち合いたがっています。

ジュエリーをプレゼントする人も多いようで、
宝飾店もディスプレイに愛を込めています。

ヴァレンタインデーのプレゼントは統計によると、お花が一番多く、その次はジュエリー、3番目が香水。今年はどうなるでしょう。現実を見て質素になりそう。でも、一輪のバラも多く語るから、それだけでもいいように思える。