2025年12月4日

ナポレオン戴冠式を祝う会食

ノートルダム大聖堂でのナポレオン1世の戴冠式。
出席していない皇帝の母まで描いていて、
ナポレオンは大変お気に入り。
抜け目がないことで有名な画家ダヴィッドは
自分も描いている。

12月2日は、ナポレオンがノートルダム大聖堂で絢爛豪華な戴冠式を行った日。1804年、ナポレオンは35歳の若さだった。毎年、史学会主催の趣向をこらした会食があり、今年は19世紀半ばに創業されたレストランが会場。しかも、インペリアル・ルームとあって、それを知った時にはざわめきが起きたほど、皆、大喜び。なるほど、インテリアも重厚で品格がある。

出席したのは125人。丸テーブルを囲んで会話は途切れることなく続き、おしゃべり好きなフランス人のこと、隣の人の声でさえもよく聞こえないほど賑やか。フランス各地からこの日のために集まったのだから、無理もない。長い食事が終わってアパルトマンに戻った時には、声がかれていたほど。ナポレオン万歳の乾杯も、ひときわ熱ががこもっていた日でした。

ナポレオン戴冠式をお祝いするのにふさわしい、
インペリアル・ルーム。
品格あるインテリアは19世紀半ばの面影を残している。

お祝いの日だから、女性は華やかな服装、
男性はダークスーツ。

第一帝政時代を彷彿させる
こだわりの服装の人もいる。
私は彼女をジョゼフィーヌと呼んでいる。
去りがたいほど楽しいひととき。

いつかノートルダム大聖堂で、特別ミサをあげてもらおう、セント・ヘレナ島にみんなで行こう、などと大きな話も出て最高に盛り上がった日でした。