2017年2月21日

ギメ美術館、着物展


東洋美術品の宝庫、ギメ美術館で「江戸時代の着物の変遷」を開催。
そのヴェルニサージュが 2月20日に行われました。

江戸時代を訪問しているようで、
ご一緒した多津子さんと歓声をあげました。
江戸の初期1611年に「いとう呉服商」として創業し、その後拡大に拡大を続けてきた松坂屋は、歴史的価値がある着物を多数保存。その数は驚異的で5000を超えるとのこと。その中から約120点を選んで今回公開。(展覧会半ばに展示作品の入れ替えがあります)

展覧会のアートディレクターを務めたコシノジュンコさん。
彼女のバイタリティーにはいつも驚かされます。
コシノジュンコさんがアートディレクターを務めたこの展覧会は、松坂屋の貴重な着物と、着物の影響を受けた西洋のデザイナー、例えばイヴ・サンローラン、クリスチャン・ディオールの作品なども展示してあり、とても興味深いです。

松坂屋秘蔵の江戸時代の着物は、多くのフランス人を魅了。
「すばらしい」「日本ならではの文化」と絶賛の声があがっていました。
松坂屋が呉服店として栄えていた時代の絵や浮世絵、屏風などもあり、会場にさらなる雰囲気を放っています。

ジュンコさんと賢三さんは文化服装学院の同期生。
ひときわ注目を浴びていたジュンコさんの作品前で記念撮影。
創業したのはフランス国王ルイ13世の時世。フランスの象徴となっているヴェルサイユ宮殿は存在していなくて、ヴェルサイユは狩猟の森だったことを思うと、今でも継承されている日本の着物文化の奥深さが分かります。

Musée Guimet
6 Place d'Iéna
75116 Paris
5月22日まで