2024年7月13日

ルーアンのカテドラルの火災

パリのノートル・ダム大聖堂が大火災で世界を驚愕させたのは5年前。微妙で複雑な工事が絶えなく行われ、予定では12月8日に再オープンとなっている。マクロン大統領はステンドグラスの一部をコンテンポラリーにしたいと発表し、世界中のアーティストたちが公募に応じようと意気込んでいたのに、今回の予期せぬ総選挙で行く先が危ぶまれ、制作をストップした人もいるという。今の不安定な政情では、何がどうなるか分からないし、コンテンポラリーなステンドグラスなど12世紀のゴシック大聖堂に合わないと反対者も多い。多分実現しないと思うし、私も反対。

そうしている間に、11日朝、ルーアンのノートル・ダム大聖堂の尖塔が火災にあうという惨事に見舞われまた大騒ぎ。幸い消火され大事にはいたらなかったという。修復工事の最中だったとのこと。パリの場合も同じような理由で火災が起きたようだけれど・・・

ルーアンのノートル・ダム大聖堂と言えば、クロード・モネの連作が思い出される。個人的にはモネの作品の中で一番好きなのはこの連作。

1893年

1894年

1894年
それにしてもマクロン大統領任期中に、フランスが誇る2つのゴシック建築のカテドラルの尖塔が火災にあうのはなぜ? と、またまた話題が増えているフランス。