2024年7月29日

パリならではの画期的聖火台

 オリンピックのオープニングセレモニーの興奮が続いているパリで、前代未聞の気球形の聖火台がすごい人気。8月11日のクロージングセレモニーまで、チュイルリー公園で見られるとあって、連日すごい人出。行くか行かないか迷ったけれど、これは歴史的なことだからと、出かけて行くと、なるほど大変な人気。もっともずっと近づくのには事前の許可が必要なので、行けるところまで行くことに

ナポレオンが建築させた
カルーセルの凱旋門の中央から見える聖火台。
歴史的建造物と最新技術の素晴らしい融合がある。
さすがフランス人だと、ここでまたまた感激。
行ける所まで行こうと進むと、頑丈な鉄柵がありココでストップ。
でも、ユニークな聖火台はしっかり見える。
誰もが競って記念の写真を撮る。

私も、もちろん一枚。


燃料を使うことなく、水と光で作られる炎が日暮れ時に灯され、空高くのぼる。昼間は地上に降りた太陽であり、夜は60メートルの高い空から人々を見守る灯台だという発案者の解説を知ると、興味がますます高まる。

パリのシンボルのひとつエッフェル塔もかなたに見える。

緑に囲まれた聖火台。どの角度から見ても美しい。

暗い海を漂いながら見えてくる灯台の光に安堵したり、遠くからも見える教会の尖塔に心が癒される人々の姿が浮かんでくるようだ。それにしても、フランス人の才知に再び驚かされないではいられない。このような、世界に類をみない試みを許可する精神も称えたい。
と書いている間も、絶対に夜に聖火台がのぼるのを見に行こうと決意。夜10時になるのを待って出かけると、想像以上の人、人、人・・・
こんな光景は2度とみられない。
歴史に残る1ページを目の前にしているような感動。