2024年9月12日

オリンピックの余韻

予想をはるかに越えるほど人々を熱狂させ、感動させたオリンピック・パラリンピックが終っても、その余韻がいまだに残っているパリ。特に、数々の熱戦を繰り広げたり、オープニング・セレモニーで世界の熱い視線を集めたコンコルド広場は、今でも注目の的。競技会場の撤去作業が進められているのを、じっと見つめたり、カメラのシャッターを何度も押す人もいる。10月まで解体作業が続くそうだが、その後、従来の姿に戻っても、ああ、ここでオリンピックの時に・・・と話題になるだろうし、ノスタルジーに駆られる人も多いかも。

3000年前のオベリスクや、19世紀のエッフェル塔が見えるコンコルド広場。
広場もルイ15世の時世の17世紀からの歴史を誇っている。
こうした場所でオリンピックを行う発想は画期的だし、
その実現には感嘆するほかない。
観客席がまだ残っていて、それを目にするだけで、
熱戦や声援の声が聞こえてくるよう。

そのすぐ近くにあるヴィラージュ・ロワイヤルには、「オリンピック・スピリットを祝いましょう」と、無数のメダルが飾られている。風になびきながら爽やかな音を立て、キラキラと煌めきをまき散らすゴールドメダルは、オリンピックの勝利そのもの。ヴィラージュ・ロワイヤル誕生30年記念の特別装飾だそうだけれど、この上なくオシャレ。

ヴィラージュ・ロワイヤルは小さい村のようなパサージュ。でも、他のパサージュのように屋根がない。その代わりに色とりどりの傘を飾ったり、今回のようにゴールドメダルを飾ったり。青空彫刻展も開催するし、クリスマスの飾りも凝っている。小規模なシャネルやディオールのブティックの他、ジュエリー店もあるし、ヘアサロンもある。ほぼ中央にはレストランがあり、美味しくインテリアもシックで大人気。パリの真っ只中で、喧騒から離れた小さい村でのランチはとてもパリらしくて、私も大ファン。

コンコルド広場近くにある
ヴィラージュ・ロワイヤル。
「オリンピック・スピリッツを祝いましょう」
と無数のゴールド・メダルが煌めいています。

体中の細胞が躍りそうなほど、
たのしい空間。