2010年3月14日

北野武展

コンタンポラリーな芸術作品を展示し、
そのたびに話題を呼んでいるカルティエ現代美術財団で、個性的な北野武展を9月半ばまで開催中。
ガラス張りの建物に展示されている意表をついた作品は、道路からもよく見え、道行く人の足をくぎ付けさせないではいない。

「絵描き小僧」というタイトルの楽しさ、面白さ、思いがけないさは、会場に展示されている絵、オブジェ、立体アトラクションから四方に発散されています。そのどれも混じりけのないカラフルな色彩。
「ペンキ屋の息子だから」
と記者会見でさらりとその意図を語る。
「子供がここで楽しんで、何かを学んでくれればいい」そう語る北野さん自身、彼の心が求めるままに絵を描き、オブジェを作ったことがわかります、子供の純粋な精神のままで。
ピカソやマチスに興味があることは、その構図や色づかいから特に絵で一目瞭然。

どの作品にも見られる
思いもよらない発想は、
彼の映画と同じように、常人を越えたもの。
立ち止まり、何を訴えているのか思考し、そしてまた、果てしない空想をかき立てないではいない作品ばかり。
アメリカ人には理解されず、フランス人に愛される理由のひとつがそこにあるのではないかしら。