2011年5月3日

メレリオのロマンチックなリング

婚約指輪と結婚指輪
「ロマンス」
1613年に創立された世界最古の宝飾店メレリオ・ディ・メレーが、とてもとてもロマンティックなリングを発表。しかも婚約指輪と結婚指輪のおそろい。

その発表は、イギリスのウィリアム王太子結婚3日後の5月2日。
ヨーロッパ全土をおおったウェディングムードが
いまだに残る晴れた日であり、
しかもロマンティック美術館でブッフェ・ランチを味わいながら、新作品を鑑賞するという気の入れ方。

モンマルトルの中腹にあるロマンティック美術館は、19世紀初頭に貴族の館として建築。細い小道の奥の、豊かな緑に包まれた品格あるこの館は、訪問する人を現代から離れさせ、当時を浮遊する心地よさを味わわせてくれます。

メレリオの顧客だった
ジョルジュ・サンドの注文
ロマン派の女流作家ジョルジュ・サンドや、ピアノの詩人フレデリック・ショパンもよく招かれていたというこの館こそ、将来を誓い合う人のリング発表にふさわしい。

同じロマン派の作家であり詩人のアルフレッド・ミュッセと恋におちいったジョルジュ・サンドは、その後フレデリック・ショパンとの激しい愛を生きた人。
彼女は、実は、長年にわたってメレリオの顧客だったのです。
ジョルジュ・サンドの注文が明記してある台帳が残っているのは、さすが由緒ある歴史を誇るメゾンならでは。

ロマンティック美術館での
新作発表会
ジョルジュ・サンドの時代のデッサンを元に新たに制作したリング。
ロマンティックで高貴。
「パッション」「ロマンス」「優しさ」など、それぞれ名称があるのも夢があっていい。

やはり、いいものはいいと再認識した日。