2011年7月5日

ディオール、ディオール、ディオール

ディオールオム、レディース、ハイ・ジュエリー。
ディオールの3つのイヴェントが話題のパリです。

ディオールオム
6月末のディオールオムは、若いデザイナークリス ヴァン アッシュによるピュアーなコレクション。厳格なカットによる流れるようなラインが、誰もがあこがれる理想的なスリムな体系を作っている。
はつらつとし、現代性があり、見ていてとてもさわやか気分。若い男性の服装に、新たな傾向を与えたいという意気込みが感じられるコレクション。


レディースのオート・クチュール

7月4日はレディースのオート・クチュール。ガリアーノ後のデザイナーがまだ決まっていないために、アトリエの代表が制作。会場はいつもの通りにロダン美術館の庭園内の特設会場。

今回創作のチーフとなったのは、ガリアーノとほぼ同じ頃にメゾに入ったビル・ゲイテン。ガリアーノの身近で長年仕事をしていただけあって、彼の意図することを知っていたようで、ガリアノ時代の余韻が感じられるコレクション。音楽にしてもメイクにしても同じ流れ。


ダイヤやエメラルドの
華麗極まりないネックレス
アトリエの人の技量は確かなもの。でも、デザイナーがいないコレクションは、何となく船長がいない船のよう。
ディオール社は後任者任命を急いでいないとのこと。これまでも何度かデザイナー交代劇があったメゾン。新たな展開の時期をいつにするか、慎重に検討中に違いない。
コレクション発表後は美術館の裏手に広がる豊かな芝生を通って、その突き当たりのバラ園に設けた会場で新作ハイ・ジュエリーの発表。
入り口でシャンパンをいただいて中に入ると、目が眩むほどの作品が、豪華な額の中に展示されているではないですか。それぞれのハイ・ジュエリーのお隣では、美女が優雅に微笑みながら説明。

こちらのテーマは「バラの舞踏会」。バラはそれだけでも華麗なのに、ダイヤや、ルビー、サファイア、エメラルドなどが花びらにも枝にも、茎にも輝いていて、誰も彼もが感嘆するばかり。

すでに予約されている作品も数点あるそう。世の中には何て幸運な人がいるのでしょう。

体中の細胞がたっぷりと美を堪能した後は、本物のバラに囲まれて、またシャンパン。バラの間に椅子やテーブルが置かれ、そこで人々が談笑している様子は、まるで絵画をみる思い。そういえば、何となくルノワールの絵で見かけたような光景。

ロダン美術館の庭園で
午後の幸せなひととき

久しぶりの谷口久美さん
オペラに夢中だそうです