2012年5月16日

新大統領と新ファーストレディー

フランソワ・オランドが昨日からフランスの正式な大統領になりました。
選挙で選ばれたものの、いまだに不安を抱く人が多い。

それに反してパートナーのヴァレリー・トリエールヴェイレールの評判がすごくいい。知的でどちらかというとクラシックな美人。彼女がいなかったらオランドは当選しなかったと、はっきり記事にした報道機関があったほどマスコミ受けもいい。どの写真を見てもとても感じがいい。

すでに離婚暦が二度あり、三人の子供もいる。オランドにも四人の子供がいる。とはいっても、子供も一緒に暮らしているようではない。事実婚という立場をかえる気もないようなおふたり。これも時代の象徴なのかしら、と思っています。

ただし、問題はあります。
教会での様々な行事、例えば、重要人物の結婚式とか、不幸、そのほかの記念行事に事実婚のカップルを迎えられるかという問題。フランスだけでなく、他国の場合にも同じことがいえる。これは国際問題に発展することにもなりかねない。

それにしてもフランスはいい国です。大統領が結婚していない女性と手をつないで、これからフランスを導いていくことを高々と表明し、それに対してに何の違和感も持たないのだから。
これがアメリカだったら、大騒ぎ。
第一立候補など不可能。

サルコジにしても大統領任期中に離婚、再婚をしたし、フランスは他人のプライヴァシーを尊重する大人の国なのです。

ヴァレリーがどのようなファーストレディになるか、とても楽しみです。
彼女のアドヴァイスで大統領がどのように変貌するかも楽しみ。
新時代を迎えた実感があるフランスです。