2014年11月7日

文化遺産国際サロン、20周年記念

共和国親衛隊の力強い演奏による
サロン開幕。
フランスは文化遺産を大切にしている国で、それを守り続けるために、莫大な費用をかけて維持や修理を行なっています。
私の一番のお気に入りは
8世紀前と同じ方法で作成した、
この聖ルイ王のバイブル。

幾世紀もの歴史を刻む建造物や家具は、当時と同じ手法で修理を行なわなければならない。
そのためには、それを継続する必要がある。
伝統をしっかり守る精神も持ち合わせるフランスには、そうした仕事に従事する人が多いし、会社も多い。

それを広く知って欲しいという目的で生まれたのが
このサロン。今年は20周年記念ということで、文化大臣もお迎えしてひときわ華やか。

ルーヴル美術館の地下の一角にある大きな展示会場で、まず、フランス共和国親衛隊のファンファーレが響き渡り開会を告げました。華麗なユニフォームに身を包んだ凛々しい男性の演奏は本当に素晴らしい。

会場はワインやシャンパンを手にしながら談笑する人でおお賑わい。
皆さん熱心に見ていました。
古文書、年代物の家具やステンドグラス、彫刻の修理、あるいは複製をする人のブースがずらっと立ち並び、何時間あっても見切れない。

特に私が気に入ったのは、
昔風に作った本。
高いのは2万ユーロだというから、とても手が出ない。
でも、見ているだけで大満足。
いいひとときでした。