2017年6月19日

フランス総選挙 最終結果

第一回目の投票で、大多数の議席獲得がほぼ確実になった新党「共和国前進」は、
6月18日の第二回投票で議席数300以上で歴史的勝利に輝きました。

エマニュエル・マクロンが設立した「前進」のロゴ。
エマニュエル・マクロンが政治運動「前進」を設立したのは、わずか一年前の2016年4月6日。彼が歴史上最年少で大統領に選ばれた翌日の2017年5月8日、政党「共和国前進」になりロゴも変更されました。


マクロンが大統領に選出された翌日、
党の名が変更され「共和国前進」になりまた。
それ以後のオフィシャルロゴです。
これまで二大政党と呼ばれていた共和党と社会党が、多くの議席を失い政界は大混乱。このふたつの政党がいかにして生き延びるかなどと、終焉のような報道もあるほど。

テレビで報道された投票前の街の声では、立候補者本人に魅力を感じたからというより、マクロンの党だから投票したという人が意外に多かった。
それほどマクロンは信頼されているのです。

若く無名だったマクロンが驚異的速さで国の最高峰にのぼったのは、以前ブログに書いたようにナポレオンに匹敵します。
革命の混乱の中から突如出現したナポレオンと同じように、停滞したフランスを改革するために立ち上がったマクロンは稀に見る風雲児。39歳の年齢も、政治運動設立1年後に大統領に選出されたのも、初の選挙で大多数の下院議員を得たのも記録破り。

国会議事堂のロゴ。
大統領に選出されたあの日、「世界の見本になるような国にしたい」と張りのある声で抱負を述べたマクロン。彼は世界を驚嘆させ、今後5年間フランスは世界の熱い視線を浴び続けるのです。