2018年5月5日

マリー・アントワンットのお気に入り

プティ・トリアノンの庭園のはずれにある、ノルマンディ―地方に見られる緑豊かな田園を好んだ王妃。

人口の湖を造らせ、そのほとりに藁ぶき屋根の小さな家を数件建てさせ、そこで無名の女性としての幸せな時を過ごしていたマリー・アントワンット。

牧場があり、野菜畑があり、水車小屋など、まるで童話に登場するような村落の中で一番大きい建物は「王妃の家」

長年工事で閉鎖されていましたが、ディオール社の大々的資金援助でリノベーションが完成。そのお披露目に出席させていただきました。


まず、プティ・トリアノンで、
ヴェルサイユ宮殿総監のカトリーヌ・ぺガールさんからリノベーションの説明。

プティ・トリアノンから村落に向かう、王妃の希望で生まれた小道。
お花が満開で、心地よいお散歩道です。

突然、村落が見えてきました。
何度も見ているのに、そのたびに興奮。
晴天だったので、美しさに格別の輝きがあるようでした。

階下にはダイニング・ルームとビリヤード室があり、
このサロンはお二階。
サロンから見える湖。
今までこうした光景は見られなかったので、ひときわの感激。


その先に木製の廊下があり、
そこからの眺めも歓声をあげるほど素晴らしい。

皆、喜びのの声をあげながら、記念撮影。
私も仲間入り。左下には水車小屋も見えます。
廊下の先にベッドルームがあり、
天蓋付きのベッドが気品を散りばめています。
外側の螺旋階段もいかにもフェミニン。
つるバラが手すりを飾ることもあります。
「王妃の家」の裏手に菜園があり、そこでビュッフェ。

何種類ものお料理、デザート、コーヒー、全部いただきました。
何度かお世話になった
ヴェルサイユ宮殿主任学芸員のブノワさん。