2025年7月24日

パリの壁を飾るモザイクのアート

 ある日、いつも通りお散歩をしていたら、壁にかかれている絵が目に入った。それは、もう何年もまえからあり、見慣れているので、そのまま通り過ぎようとした。
「それにしても、建物の壁にいつまでも残しておいていいのかしら。規制がうるさいパリなのに」
と、ちょっと不思議に思い、近づいてみたらびっくり。ナンと、それはモザイク画だったのです。

それ以降、気を付けていると、モザイク画があちこちにある、ある。カラフルで、ユーモアがあり、オリジナリティに富んでいる立派なストリートアート。ベージュ色の単調な壁に、インパクトを与えていて楽しい。サイズがどれも小さいのは、美観を損ねないためからか、と思っている。それに、私が見た限りでは、歴史的建造物やメインストリートは避け、ちょっと入った壁のみ。作者は不明だし、その意図はわからないけれど、芸術の都パリならではの光景。

エリザベス2世がパリの壁を飾るとは・・・
高い空の上から見下ろしているみたい。
女王はフランスが大好きで、
外国の公式訪問で一番多かったのはフランス。
大きな目がグルグル動いているみたい。
いたずらっ子のような表情がかわいい。

そっくりなのが他の壁にも。
同じ作者なのでしょう。

広い壁を住まいにしている、
かなり個性的でわがままそうなネコ。

左下の番地は、多分、この建物に関係がある人の作品でしょう。
炎の中に⑨の数字が見える。
右上のタコはモザイクではないけれど、
愛嬌があるのでオマケ。
かなり薄汚れた壁でも、控えめなストリートアートで生気が生まれる。

ルーヴル美術館もびっくりしそうなモナリザ。
息をしている女性のようで、親しみやすさがある。

高い所で何しているの?ずっとそこにいるつもり?
落ちないように気を付けてネ。