2010年6月18日

あれから70年

           
あれからすでに70年。いえ、私はまだ生まれていなかったけれど、こう年中報道されては、誰だって気になります。ド・ゴールがイギリスのBBCを通して、フランス人に呼びかけたことです。
それは1940年6月18日、つまり第二次世界大戦さなかのこと。

フランスは大戦初期に、いとも簡単に戦いに敗れ、ドイツに支配され、屈辱の日々を送っていたのです。
そのときシャルル・ド・ゴールが、こんなフランスには耐えられないとばかりに、ロンドンに向かい、BBC放送を通してフランス人に武器を取りドイツ相手に戦い、自由を勝ち取ろう、と熱弁をふるったのです。
ド・ゴールって誰?というほど知られていなかったのに、彼に呼びかけを許したイギリスのチャーチルはやはり大物。そして、住まいもないド・ゴールに家を提供し、支援を惜しまなかった宝飾商カルティエも偉かった。
その結果、フランス全土で愛国心が芽生え、激しいレジスタンス運動がおき、ついに、フランス開放。ド・ゴールは英雄として称えられ、シャンゼリゼで勝利の行進を行い、その後大統領に就任。
その70周年記念の式典のために、サルコジ大統領は早朝にロンドンへ。
シャンゼリゼ大通りのド・ゴールの像。

そして午後パリに戻り、シャンゼリゼにあるド・ゴールの像に花束を捧げ、セーヌ川近くにあるチャーチルの像にも花束。こういうときは、やはり平等でないと国際問題に発展する危険があるかも。

夜はアンヴァリッドで光と音楽の祭典。
50周年記念の時には、当時のラジオをコンコルド広場に復元。そこからド・ゴールの演説を流していました。パリの人はこうしたことに本当にマメで、楽しいし、かわいらしい。

コンコルド広場を飾ったに当時のラジオの復元。

それにしても、戦勝国は頻繁にこうした記念日を祝うものなのですね。しかも、そのたびに町中にある記念碑に花が捧げられる。ということで、世界大戦はいつまでも人々と共にあるフランス。
そういえば、パリ開放の戦いの際の弾丸の跡も、防衛庁などの壁にちゃんと残してあるパリなのです。