2013年3月24日

スーパースター、ローマ法王

フランスの雑誌の表紙を飾る
ローマ法王

新しいローマ法王をめぐる取材は、
日を追って加熱する一方。
とにかく人気がすごい。

今まで法王はヨーロッパの人だったのが、
フランシスコ新法王は
アルゼンチン出身。
そのためか、
明るく人懐っこい性格であることが、
どの写真からも伺えます。

10代のときには
心をときめかした女性もいたという、
一般の人と同じような経験をしていることも
人間味があっていい。

「神さまからのお告げがあったから、君と人生を歩むことにはならない」
などどいう内容の別れの言葉も、
いかにも青年らしくてほほえましい。
つまり、好感をもてる法王なのです。

ドライバーつきの車ではなく地下鉄を愛用し、
ローマに向かう際にもエコノミーを利用。
服装も質素を好み、プライベート秘書も持たず。

こうした様々な逸話を知れば知るほど、
新法王が
私たちと同じ地球上に住んでいる人なのだ
という実感がわき、
それが人気のもととなっているのは確か。

法王就任後の初めてのミサの後、
世界中から集まった群衆の間を
防弾ガラスもない車で回ったのも、
人との間に壁を作りたくないという意志のあらわれ。

民主化を積極的にはかる法王出現で、
今後どのような変化があるか期待は大きい。

人民と親しく、人民と同じ高さにいて、人民のために尽くそうという法王を向かえ、
世界に明るさと温かさが広がったように思えます。