2013年3月1日

シャトレのつぶやき 67 思い出のアルバム9 

きょうもまたお留守番
やっぱりさみしいわ。

ママンは信じられないくらい、
年中お外にいくの。
いったいナニをしているのかしらね。
いつかそおーっと後をつけてみようかな。

「ナニっていろいろあるのよ。
キミの食べ物もかうし、自分のもあるし。
それからお洋服でしょ、お靴でしょ、
美容院に行ってカットもしてもらわなければならないし・・・・」

人間ってほんとうにややこしいのね。
ワタシは食べるものがあればいいだけなのに。
あ、それとトイレのお砂ネ。

あっ、ママンの足音が聞こえる!!
目がピカーッとキラメク。
ヘアの手入れは自分ですればいいのに、ワタシをみならって。
「そうもいかないのよ。キミのは長さが決まっているし、だいたいどうやって毛をそろえているの?
まさか私が眠っている間に、ハサミでカットしているんじゃないわよネ」
「そうじゃないの。舌で毛のお手入れをするときにぬけたり、足でからだをかくときにぬけたり・・・」
「それであちこちに
毛が散らばっているのか~」
「ネ、ワタシはナンでも自分ひとりでできるんだから」

よかったかえってきた!
再会を喜び合うワタシたち。
 
「お外に行くのはお友達とのお食事や映画を見るためでもあるし、いろいろな展覧会もあるし、パリコレもある」
「で、お仕事は?」
「それもありネ」
と、このようになんだかんだと言っては外出するママン。

ひとりでお留守番はやっぱりさみしい。
シクシク メソメソ・・・
だからママンの足音が聞こえると、
パッと起き上がって近づくの。
そうするとママンは
「今日もいい子にしていたの?」

ママンの足の上で甘えながら
お昼寝。

と妙にやさしい声でいいながらだっこしてくれるのだけど、
ワタシはそのだっこがキライなの。とにかくしめつけられるのがイヤなの。

それよりママンの足の上にひっくり返って寝るほうがずっと幸せで~す。
それにしてもあの人、本を読むときすごくお行儀が悪いの。
「この方が頭にしっかり入るのよ」
だって。
すごいいいわけね。

ワタシから見ると、なまけものポーズでしかない。
と、このように毎日があっというまにすぎていくのです。