2013年11月24日

モニックの個展

モニック・グルゴーの
フェミニンな作品

秋から冬にかけて、
パリの様々なギャラリーが競うようにエキシビションを開催。
それぞれ個性的な絵が多く、
見ごたえがあります。

そのひとつが、モニック・グルゴーの個展。
彼女はナポレオンの忠実な部下だったグルゴー男爵の五代目にあたる子孫の奥方。
グルゴー男爵は、ナポレオンの歴史を読むとあらゆる箇所に登場する重要な部下で、ナポレオン終焉の地、セント・ヘレナ島にも同行したほど。

グルゴー男爵夫人のモニックは才能ある画家で、
これまでにも様々な国で個展を開催し、そのたびにご招待して下さる心優しい人。
今回は久々のパリでの個展。

ルソーに似た絵が彼女の画風で、詩情があり、色が鮮やかで、細密画のテクニックの凄さは圧倒されるほど。
「ルーペを使って描くこともあるのよ」
と気さくに裏話を語ります。
大作の前でモニックと
アトリエはパリの邸宅の最上階にあり、
ナポレオン一世と三世色が濃い、別世界のような素晴らしい住まい。

招待日は、さすが、
ナポレオンに関係のある人が多く、話がはずんでついつい長居してしまったほど。
特にエジプト美術専門家が語ることが楽しくて、ナポレオンのエジプト遠征を思い出させる貴重な話に彼を囲んで大きな輪ができ、終わったときには「この続きはいつですか?」と質問が出たほど。
色鮮やかな数々の作品

ナポレオンとジョゼフィーヌの別荘、マルメゾンの館長もいらしていて、彼のお話も中身が濃くて勉強になったし、ナポレオンの数人の部下の子孫も、いかにもそれらしい風貌で威厳があり、まるで軍人に囲まれているみたいで時代錯覚を起こしそうになったほど。

それにしてもナポレオンは凄い。
何代も先の子孫たちも結束させるパワーがあるのだから。
彼のオーラには終焉がないのだ、と思った日でした。