2015年1月15日

バルテュス展

左から田根剛さん、黒田アキさん、私、節子さん、柳楽桜子さん、古田深雪さん。
ピカソが「20世紀最大の画家」と称したバルテュス展をパリで開催中です。
場所はシャンゼリゼ近くの由緒あるギャラリー。
重厚な趣のエントランスを入った直ぐの展示室には、珍しい初期の風景画が程よい間隔で並んでいます。
特にエンピツ画が多いようで、そのために静謐な雰囲気が漂っています。
その奥に進むと、いまだかつて公開されたことがないと節子さんがお話しして下さった、珍しい静物画があり大感激。

さらにその先と階上には、バルテュスがポラロイドカメラで撮影した少女の写真が多く展示されている、非常に貴重な展覧会です。バルテュスが節子さんに捧げたお花の絵も展示してあり、思わず微笑が沸きます。

招待客がひっきりなしに姿を現し、社交上手な節子さんが多くの人に囲まれながら笑顔で対応していらっしゃるのが印象的。
もう一度観賞にいくつもりです。その時には画集も買おうと思っています。
このようにして我が家は本が増えていくのです。

バルテュスの知られざる面を見れる稀有な展覧会です。

Gagosian Gallery
4 rue de Ponthieu
75008 Paris
2 月 28日まで