2016年12月21日

久しぶりにKEIでディナー

12月もクリスマスが近づくにしたがって忙しくなる。
何がそれほど忙しいかというと、友人たちとのお食事が続くから。クリスマスのヴァカンスでバラバラになって、しばらく会えないからということなのです。

「おいしいレストランでヴァカンス前の食事を楽しもうよ。チョイスはまかせる」
と長年の友人にいわれたので、彼らにとってはじめてのKEIに予約。
評判のKEIならではのアーティスティックなおつまみ。
このときから、もう、幸せいっぱい。
昼間はそれぞれ仕事があるから、お食事はじっくり時間がとれる夜に集中。
会話を交わしながらだから終わるのは真夜中近い。
だから、翌日がけっこう大変。

雪景色の中の庭園のような、
詩情あふれる一品。
日本人シェフ圭さんの感性がすばらしい。

ところがフランス人はどんなに遅く寝ても、翌朝キチンと仕事をする。
これは本当に立派。いつも関心します。
統計によるとフランス人ひとりあたりの生産性は非常に高いそう。つまり集中して効率よく働くのです。 一年に何度もヴァカンスをとり、レストランでおいしいお料理をいただき、会話の花を咲かせ、楽しむだけ楽しんで、それが終わったら仕事に励む。

残念ながら、ちょっとピンボケ。
鳩の味噌ラッカー仕上げ。
楽しい食事も、心身のリニューアルに必要なのです。
日常はたいした物を食べないフランス人だけと、時折、おしゃれなレストランで上等なお料理を楽しむ。それが明日への活力を与えてくれるのです。

友情が長続きしている仲良し。
ふたりとも世界中をかけているアーティスト。
私はどうもアーティストと波長が合っているようです。
KEIは私のお気に入りのレストランのひとつだけど、ここでのディナーは久しぶり。
お料理も食器も変わっていて新鮮で大感激。これほどのレストランだから、もちろん満席。

お味もサーヴィスも最高。友人ふたりはアーティストで、 かなりうるさ型。でもKEIがすっかり気に入って、今度外国から友人がパリに来たらぜひここに案内しよう、ですって。
そこまで気に入って、しかも挨拶にあらわれたシェフにも「すばらしい」を連発。紹介した甲斐があります。

それにしても圭さんはちっとも年をとらず、いつまでも青年といった感じ。次回はどんなアイディアのお料理か、今から楽しみ。 でも行くのは来年ね。