2018年10月19日

ジオ・ポンティへのオマ―ジュ展

イタリアの建築家であり家具デザイナー、ジオ・ポンティの代表的作品を装飾芸術美術館で展示中。

ジオ・ポンティ(1891-1979)

一般公開前にゆっくり鑑賞できたのは幸いでした。
「イタリア建築・デザインの父」と呼ばれるポンティの作品の中から、400点以上選んで展示しているのですから、長い行列ができるのは明らか。

展示作品は多岐にわたり、しかも展示方法がずば抜けて素晴らしい。それ自体が高度の芸術。巨匠にふさわしい展覧会です。

ユーモアあふれるステンドグラス。

自由が漲るフォルムのガラス作品。
アート性高いセラミックの作品。圧倒されるオリジナリティ。
心が洗われるほどピュアな家具。
洗練を極めた椅子が特に気に入りました。

ローマ帝国を築いた時代の歴史が感じられます。
優雅なコンソールテーブル。
我が家にもぜひ欲しい。でも、資金的に無理。

まるで奥行きがある部屋にいるような思いを抱かせる、
写真パネルを生かした知的でアーティスティックな演出。
爽やかなブルーの世界へといざなうインテリア。
奥の写真と手前の家具のハーモニーが素晴しい。

どれもこれも卓越した作品ばかり。
イタリア人の秀でた感性が精神に豊かさを与えてくれるはず。

建造物の精巧な模型も数点あります。

2019年2月19日まで開催しているので、数回行くつもり。
優れた感性が漂う世界にまた浸りたいから。