2010年1月6日

シャトレのつぶやき4 ギャレット・デ・ロワ

1月6日は楽しい日。
おいしいおいしいパイのお菓子、ギャレットが食べられるの。
ギャレット・デ・ロワというのは「王様たちのギャレット」という意味。
その中にはフェーヴが入っています。
フェーヴはそら豆のこと。
それが胎児に似ているから、ギャレットの中に入れるようになったんだって。

なぜかというと・・・
ママンがいつものようにお話ししてくれました。
世の救い主のイエス・キリストがベツレヘムに生まれたので、
東方の三人の博士、メルキオール、バルタザール、カスパールがお祝いにかけつけたの。それが1月6日。
その博士たちは、ワタシにはナンのことだかわからないけれど、
黄金、乳香、没薬をプレゼントしたんだって。
それを記念して、この日に、
中に陶器のフェーヴが入ったギャレットを食べてお祝いするようになったの。

ギャレットはアーモンド入りとか、チョコレートや野いちごが入ったのもあって、
どれにしようか選ぶのが大変、それでいくつも食べることになってしまうのです。
大きなギャレットを切って分けるとき、
どれにフェーヴが入っているか知るのが楽しみ。
それにあたった人は男の子だったら王様になれるし、
女の子だったら女王様になれるの。
そして、自分の好きな人をその日のカップルに選べるという、
とっても幸せな日なの。
ギャレットを買うと必ずクラウンがついているので、
それをかぶるのよ。

フェーヴもバラエティーに富んできて、
そら豆の形はどうでもよくなって、今ではお人形さんとか、動物、小さな家まであるの。それも楽しみ。

クリスマスでケーキを食べて、
またまたギャレット。体重大丈夫かな。
だけど、クラウンをかぶるのって、すご~~くむずかしい。