2010年5月2日

シャトレのつぶやき9 入院しているの メソメソ その1

ここはどこだと思う?
ワタシのお家ではないのよ。クリニックなの。ナゼって、病気になったからなの。

何日か前から息苦しくなって、呼吸を激しくしていたら、ママンが「あら、どうしたの、変じゃないの。呼吸をするたびに体が揺れているみたい。心配だからお医者さまに診てもらおうね」
そう言ってさっさとお電話して予約。歩いて10分くらいのところにある獣医さんに。

ワタシはほとんど家の中に暮らしているから、
外が怖くて、いつもなら可愛くニャンニャンって泣くのに、
「ウオーウオー」
怖いから声がおかしくなってしまったのね。
だって車はバンバン走っているし、人はうじゃうじゃいるし。
「何よその泣き方は。まるで猛獣みたいじゃないの」
とママンはが注意すれけれど、それどころではなかったの。怖い怖い。

獣医さんはマダム・カミュといってとてもやさしい人。
ワタシを診察台に載せていろいろいじくって、
「心臓か肺が悪いようなので、レントゲンとエコグラフィーをとった方が
いいでしょう。ここにはそうした設備がないので、クリニックを紹介しますね」
と、これまた即座にお電話して
「今からすぐに行っていいそうよ」
診察代金もとらずに、本当に親切な人。

さあ、それから今度はタクシーに乗って、
17区のクリニックに直行。
そこでまたグチャグチャいじられて、レントゲン。すぐに結果が出てママンが呼ばれ
「肺に水がたまっているので、詳しい検査が必要。そのために数日間入院しなければなりません」
そう聞いてママンは真っ青。
「え、入院ですって」
と大きな声を出すものだから、ワタシは恥ずかしくて
どこかに逃げ込みたいくらい。
ワタシと離れるのがよほど嫌なようで、いつまでも傍から離れないので、
ママンの処分に困った獣医さんが
「心配しないで。私たちが最大のことをしますから。
それにいつでも電話してかまいませんから」
それでやっと納得してママンは帰って行きました。
そうなるとワタシもやっぱりさみしいわ。
見知らぬ人に囲まれて、その日はそこに泊まるんだもの。

この続きはまたネ。
何しろいろいろあったのでワタシとっても疲れたの。
ところで、上の写真を注意して見ると、やっぱりワタシ病人の顔をしているわね。