2015年6月17日

ルーヴル 休館日にプーサン鑑賞会

17世紀のフランスを代表する
プーサンの傑作が並びます。

ルーヴル美術館の休館日は火曜日。
その火曜日にあたる昨日、特別に入場させていただいて、今開催中のニコラ・プーサン展を貸切で観賞。しかも専門家の解説つき。堪能しました。

このようなすばらしい企画を考え、実現したのはバルチュス未亡人、節子さん。
友人の画家、彫刻家、ピアニスト、作家など20人ほどご招待。
光栄なことにその中に入れていただきました。
日本の美の
象徴的存在の節子さん。

17世紀の偉大な画家ニコラ・プーサンはフランス人であるにもかかわらず、ローマに長年滞在し名をなし、時のフランス国王ルイ13世に祖国に戻るよう命令を受け2年間暮します。
ところがローマの空気の方を好み、その地に戻りそこで71歳の生涯を閉じた画家。

今回の展覧会のタイトルは「プーサンと神」。宗教画が圧倒的に多く、そのほか、歴史を語る作品、後年の風景画など驚くほど多数の作品を鑑賞できます。
どの作品もドラマチックで、強い語りがあります。特に晩年の風景画は今まで観たことがなかったので、強く印象に残りました。

特に晩年の風景画がすばらしい。