2015年6月19日

ナポレオン、ワーテルローの戦いの再現 


今から200年前の1815年6月16日から3日間に渡り、ナポレオンはベルギーのワーテルローでイギリス、プロセインを主とする連合軍相手の戦いに挑み、18日に大敗し
その後過酷な運命を辿ります。

2世紀前の激戦を
忠実に再現。


イギリス軍司令官ウェリントン公
2世紀たった今年、ナポレオンの運命をかけたワーテルローの戦いを忠実に再現。当時の戦地で、当時と同じ軍服に身を固めた6000人もの人が大熱戦が繰り広げました。使用した馬は300頭、大砲は100門と何もかも大規模。それを世界各国から集まった約20万人もが観戦。フランスでは史上最大の再現などと、これまた大げさに報道。

この戦いのナポレオンの司令部は畑の中の小さな農家。一方、イギリスの司令官ウェリントン公のは町中の広々とした建物。戦いの前から誰に勝利があるか分かるほどの大きな差。現在は両方とも博物館になっていて、貴重な遺品も数多く展示してあるので見学する価値があります。

プロシア軍司令官ブリュッヒャー
フランスにとっては負け戦のワーテルローの戦い。でも、これもフランスの歴史の重要な一場面なので、受け入れなくてはならない。

フランス人が集まると、まるで自分が指揮官になったかのように、さまざまな戦略を発言して面白い。この戦いのナポレオンの作戦はここがまずかったとか、この将軍の起用が失敗の大きな原因だとか・・・・
ナポレオンも戦地で、部下たちから相反する進言を受けて混乱していたのではないかと、単純に思ったりしています。

ナポレオンの役を演じたのはフランス人弁護士、フランク・サムソン。皇帝と同じ背丈で168cm。太り具合も同じくらい。彼は10年前からナポレオンに関する行事があるたびに登場。これを最後に引退だそう。ナポレオンが失脚するのだから、理屈に合う。

ナポレオン役を10年間務めた
弁護士フランク・サムソン。
6月18日の最後の激戦再現の前日、イギリス軍司令官ウェリントン公とプロシア軍司令官ブリュッヒャー、
そしてナポレオンの弟ジェロームの子孫が戦地に集まり、イギリスのチャールズ皇太子ご夫妻が見守る中、握手を交わし記念碑の序幕をしました。

式典にイギリス代表としてチャールズ皇太子がいらしたのに、フランス大統領は不参加。それに対する質問を受けたナポレオン役のフランク・サムソンは、「フランスはナポレオンが代表している。何の問題もないではないか」とさすが弁護士らしい対応。

それにしてもナポレオンのような驚異的な人物が、わずか200年前に生きていたとは信じがたい。世界はすごい勢いで動いているのですネ。