2015年9月13日

メディチ家の肖像画展


ヴェルニサージュの
招待状にすでに、
典雅な香りが漂っています。

イタリアの大富豪メディチ家から、カトリー・ド・メディシスとマリー・ド・メディシスのふたりの王妃となった女性を迎えたフランス。そういう意味でも強い絆がある名門なので、ジャックマール=アンドレ美術館の展覧会「フィレンツェ、メディチ家宮廷の肖像画」は大変興味を持たれています。

メディチ家は政治力、財力を持ち、文芸を愛しメセナ活動を行い、フィレンツェに華麗な花を咲かせた家柄。

16世紀、メディチ家が威勢をふるっていた時代には、ポートレートが盛んに描かれていたそうで、その当時の作品を集めての特別展。

気品あふれる静かな表情の顔、気が遠くなるほどきめ細やかに描かれた衣類、ジュエリー、家具。作品に取り囲まれていると、フィレンツェの上品な世界の中にいるよう。パリにいながらメディチ家を取り巻く高尚な文化を味わえます。

2016年1月25日まで開催。