2016年7月5日

オートクチュール コレクション

エレガント極まりないロングドレス。一度くらい着てみたい。
2016-17 秋冬オートクチュールコレクションの発表で賑わいが戻って来たパリ。
やはりパリは、このような華やぎが良く似合う街 。

タイのプリンセス。
モードに格別の関心を抱いていらっしゃいます。
待望のディオールのコレクション発表は、モンテーニュ通りの本社のサロンで行なわれました。エントランスの前はカメラマンが雛壇状に待ち構えていて、女優や歌手、そのほかのセレブリティが、 艶やかな姿を見せるたびにシャッターをきる音が一斉に響く。カチャカチャと結構楽しい音です。

コレクショソにちなんだ白いブーケが、
入り口でお出迎え。
中に入ると白一色の満開の花が豪華に生けられているのが見え、
「もしかしたら今回のテーマが白なのかも」
などど、心を弾ませて階段をのぼると、あちらこちらにアジサイを主とする純白のブーケがたくさん飾られ、椅子も白。それだけでなく、壁もこの日のために新しく塗り替えたようで、輝くばかりの白。ところどころにゴールドがあり、気品ある華麗さをかもしだしています。

ゲランのミューズ。ナタリア・ヴォディアノヴァ。
「5人の子供がいるの」
と気さくに話すトップモデル。
それにしてもこのチャームとスリムな肢体は素晴らしいの一言。
創立者クリスチャン・ディオールがそうであったように、今回のショーをメゾンで開催しただけあって、その原点を彷彿させるかのように、「バー」ジャケットを基本とする作品が目立ちました。
いつの世にも愛される不変の 「バー」。そこに現代性を加味し、若い息吹を吹き込んだ作品は、どれも不必要なものを取り除いたピュアで、爽やかで、体に負担をかけないような優しさがあり、この上なくエレガント。

白と黒だけのこのコレクションは品格があり、澄み切った空気を心身で味わった印象を受けました。招待客のセリーヌ・ディオン、マリオン・コティヤール、ジョニー・アリディもきっと魅了されたことでしょう。