2010年7月19日

ヴーヴ・クリコ その1

本当に驚くべきことです。
バルト海でスウェーデンの7人のダイバーが発見したシャンパンが、
誰もがあこがれるあのヴーヴ・クリコ。
しかも、ルイ16世が1780年代に
ロシア皇帝に贈ったという、
歴史的に重要なものらしいのです。

シャンパンは、
海底55メートルに沈んでいた
難破船の中で発見。
その一本を地上に運び、
ヴーヴ・クリコを生産しているモエ・シャンドン社で、今、調査中。
コルクにイカリのマークがあり、
それはヴーヴ・クリコのみが使用していたということから、
事実である可能性が高い。

ボトルを開けて試飲したところ、
稀にみる絶品だそうで、
関係者は興奮状態。
それはそうです。
夏のヴァカンスどころではありません。
海底には
まだ30本ほど沈んだままだそう。
これから引き上げるのでしょうが、
大騒ぎになること間違いなし。
報道されているように、
これが本当に1780年代の製品で、
フランス国王からロシア皇帝に
寄贈したものであれば、
味はいいし、歴史はあるし、
世界最古の飲むことが可能な
シャンパンでもあるので、
競売で記録的な価格で売れると、
騒ぎは広がる一方。
海底に眠っていたために、
光から守られ、
水の温度も
保存に最適だったそうなのです。

記録によると、
ルイ16世がロシア皇帝に贈ったシャパンは、
皇帝のもとに届かなかったということなので、
バルト海で難破したことは十分に考えられる。
ワクワクする話ではないですか。

ビジネスウーマンの草分けの
ヴーヴ・クリコ〔写真右上〕も、
調査結果を今か今かと待っているはず。
私も待っています。
二つの重要な王家がからんでいる話だけに、
興味はつのる一方。
一刻も早く調査報告をしてほしいですね。