2010年7月14日

パリ祭

7月14日はパリ祭の日。
フランスが誇る軍隊の行進が
シャンゼリゼで華々しく行われるのです。
ビシッとした制服に身を固めた軍人たちの、
一糸乱れぬきびきびとした行進は、いつ見ても気持ちがいい。
どの顔も整って見えるし、
すごいエリートのようにも思える。
こうした人がいる限り、
フランスは安全だなどと
本気で思えるのだから、
制服の力は本当に強い。

空では、
フランスが世界に誇る戦闘機が、
ものすごい音をあたり一面に轟かせながら
勢いよく飛ぶ。
そのハイライトは何といっても赤、白、青、
つまり国旗の色の煙を巻きながらの飛行機の空中行進。毎年見るたびに、しかもテレビでなのに、鳥肌がたつほど感動する。

これを見たら
誰でもフランスの軍事力の強さも、
軍事産業のすごさも感じてしまう。
そして、やはりフランスは素晴らしい国だと
感激してしまうのです。

パリ祭の日、エリゼ宮殿でガーデンパーティー。

ところが、経済が最悪な今年は、
軍隊の行進の後の
大統領官邸エリゼ宮での
ガーデンパーティーはなし、との発表。
経費節約です。残念。
エリゼ宮などめったに行けない私は、
ときたまのガーデンパーティーを楽しみにしていたのに。
でもこうした事態です、当然。
何しろ5000人も招待するのです。
経費も莫大。
エリゼ宮殿でのガーデンパーティーに招待され、
夢のようなひと時を過ごしました。

こうなると、以前の写真が
貴重な存在になります。
いつまた再開されるか
わからないのだから。

早く経済が立ち直って欲しいですね。
とは言っても、
パリの目抜き通りのブティックが、
毎月どこかが閉鎖されているのを見ていると、先は長そう。
それに加えてこのところ続いた異常な暑さ。
そしてパリ祭の日は雷とドシャブリの雨。

いろいろな意味で生き延びるのが大変な今日この頃です。