2012年3月15日

OECD日本大使公邸でのディナー

建築当時の邸宅
パリ西近郊ヌイイにあるOECD日本大使公邸は、広々とした庭園とピュアな様式の建物の調和が見事で、多くの建築家の称賛の的になっています。

もともとは、フランス人実業家ジャン・ポール・ランビオットの邸宅として建築されたそうです。建築開始は1931年。そのために、直線を貴重とするピュアなアールデコの特徴が見られるのでしょう。

この建造物は1984年に歴史建造物として指定されたほど貴重。それを日本政府が購入したのは2000年のこと。それ以前からOECD日本大使公邸とされていたそうです。


なぜか
女性は民族衣装が多かったのです。
こうした背景を知るのは非常に興味あることです。
そのすべてを教えてくださったのは、吉川元偉OECD日本大使。

その吉川大使からご招待を受けてディナーに出席して、驚いたことには、服装の指示が特別にあったわけでもないのに、民族衣装の女性が多かったのです。

中国服、サリー、着物。
国籍が一目瞭然の伝統的な装いが今でも残っているのは貴重です。当然、食卓の話題にも民族衣装が登場。

好評にこたえて
女性だけでまたカメラの前に。
考えてみると不思議です。
現在でも愛用されている民族衣装の国はアジアに多いのです。一体なぜでしょう。次回までに調べないと、と一大決心をしました。

フランスにも、ドイツにも、イタリアにもアメリカにも国を代表する服装はない。
何故でしょう。これも考えてみないと。

いろいろと実り多く楽しいディナーでした。