2012年3月1日

カルティエの冒険物語

おしゃれな招待状
宝飾店の老舗中の老舗カルティエが、
これまでメゾンが手がけてきた象徴的な作品を紹介する映像を制作。
その試写会を2月29日にグランパレで行いました。

カルティエ・ムードは
外観にも克明
カルティエの伝説的な作品は何といってもパンテール。
ディレクターだったジャンヌ・トゥーサンが発案し、
ウインザー公爵夫人はじめ世界のトップレディが愛用していた作品です。

今回制作した映像では、カルティエのヒロインともいえる貴石のパンテールが、突然、本物のパンテールに変わり、カルティエの宝飾品に大きなインスピレーションを与えた国々を旅するというのがテーマ。雪のロシアや中国、インドなどを大冒険するパンテールは雄雄しく、しなやかで、優雅。

その動きを捉えて宝飾としたのは、カルティエならではの画期的アイディア。

その後、画面には往年の飛行機が登場。
ブラジルの飛行家サントス・デュモンの愛用機です。
サントスが操縦するときに懐中時計では不便だと、友人ルイ・カルティエに語り、
彼のために生まれたのが永遠のベストセラー、腕時計サントス。

雪のロシアにいるようなセッテイング前で
プロのカメラマンによる撮影サーヴィスに大喜び。
旅を終えて本店に戻って来たパンテールが、ゆっくりと美女に伴われて階段を上る場面で終了。

このようにさり気なくメゾンの代表作を紹介する内容で、パブリシティ的でないのが魅力。音楽もこの映像のために特別に作曲。
これがまたいいのです。CDにしてもいいくらい。