2012年6月14日

オランド大統領をめぐる二人の女性の戦い

フランスは今、総選挙たけなわ。
第一回投票が終わり、二回目の投票が日曜日に行われますが、その直前になってふたりの女性の戦いが火花を散らしています。

いえいえ火花どころではなく、大きな音を立てての大爆発。

ふたりの女性のひとりは、フランソワ・オランド大統領の前パートナーで大統領の四人の子供の母親であるセゴレーヌ・ロワイヤル。前回の大統領戦で社会党候補として選ばれた実力ある政治家。

もうひとりはオランド大統領の現在のパートナーのヴァレリー。「パリ・マッチ」誌のジャーナリスト。

ふたりとも美人で強い個性を持つ女性だけあって、ライバル意識がすごい。
「フランソワには私から出て行くように頼んだのです」
と別居を公にしたとき公言したセゴレーヌ。
それに対して
「私たちはもうずいぶん前から一緒に暮らしています」
とヴァレリーが反発。

今回大騒ぎになっているのは、議員再選はもちろん、国会議長の席を狙っているセゴレーヌを、ナニが何でも阻止しようとヴァレリーがツイッターで彼女の競争相手オリヴィエ・ファロルニを支援したこと。

オリヴィエ・ファロルニはかなりの人気がある人物です。
そこに大統領のパートナーの支援が加わり予想では彼が勝ちそう。
日曜日に迫った選挙で、どの党が何席の議席を確保するかより、
ふたりの女性の戦いのほうがずっと興味あるフランスです。

この続きは日曜の選挙後のお楽しみ。