2015年10月9日

ギャルリーためなが チェン・ジャン・ホン展


招待状に見られる
チェン・ジャン・ホンの作品。
東洋と西洋の融合をダイナミックにこなし、インパクトのある作品で名を知られている、中国人画家チェン・ジャン・ホンの展覧会が、パリの中心にある「ギャルリーためなが」で開催されています。

中国で生まれ、その地で習得した中国の伝統的墨絵と、パリのボザールで学んだ油彩を、特有の感性とアイディアで表現する作品には、力強さと静謐さが相まって生む不思議な世界があります。

ギャルリーオーナーの
爲永清嗣さん。


一枚の絵の中に、一見、墨絵に見える部分もある。
「実はその部分も油絵なのですよ。墨と油は混ざり合わないですから」
ギャルリーオーナーの爲永さんの貴重な説明を伺って、近寄ってみると、なるほど、墨絵用の太い筆でさっと描いたように見えるけれど、油彩。
やはり専門家の説明をきちんと聞くものです。見方が変わります。

「ギャルリーためなが」は、日本人画商として最初にパリに進出した由緒ある画廊。この画廊で作品を紹介していただけるのは、多くの画家の夢。

東洋と西洋の息吹を放つ力強い作品から、たくさんのいいオーラをいただいて、心が豊かになりました。

10月29日まで開催。