2016年6月13日

私の「パリの田舎」

雑草が嬉しそうに、幸せそうに育っているパリ。
フランス人の長所であり短所は、きちんとしているようで、していないこと。約束時間は守らないけれど、ギリギリで間に合わせる信じがたい能力を持っている。

道路工事も日本みたいに100パーセント完璧ではない。それなのに誰も気にしない。
携帯の修理を頼むと、それは直してくれるけれど、その代わり他の何かが狂ってしまう。だから、多少不便でも携帯の修理は絶対にしてもらわない。何度か経験した結果、この結論に達したのです。

パリは美感を誇る街。それなのに、世界的に名高いモニュメント近くに雑草がはびこっている。
石畳をきちんと並べていないので、雑草が大喜びで育っているのです。
気をつけて見ると、至るところにいろいろな雑草がはびこっている。
それを長い間除去しないのが、いかにもパリジャンらしい。細かいことはどうでもいいのか、雑草があった方が自然でいいと思っているのか、とにかく石の間から草が出ている不思議な街。

それを私は「パリの田舎」と呼んでいる。馴れるとなかなかいいものです。自然体で私にぴったり。