2016年6月27日

イギリス 昨日も今日もトップニュース

国民投票でEU離脱が決まったイギリスの話題が、ますます過熱化しているフランス。土曜日の「ル・フィガロ」 は、一面に
「ヨーロッパに地震」
と目立つタイトル。

何かショッキングなことが起きるたびに「地震」とか、「TSUNAMI」とか、大きな文字で書く。どちらも日本と関係が深いので、その度にドキッ。

確かに、今、 ヨーロッパは大変な問題に直面しています。「ヨーロッパ人でいたい自分たちの大事な将来を、何もわかっていない年寄りが奪った」と、イギリスの若者たちが憤慨しているようだけれど、フランスも同じ。イギリスで勉強したい、イギリスで仕事をしたい若者が非常に多いフランスなので、今回の決定は一大事なのです。

学費も現行では、EU加盟国の人はイギリス人と同じで安くすむ。それ以外の国、例えば、日本人は何と4倍も支払っている。それが、いきなり変わるのだから、それはそれは大変。フランスにはシェフが多いからと、ロンドンのレストランで腕をふるっているフランス人もとても多い。ロンドンのレストランの味の評判がよくなったのは、そのお陰でもある。それなのに、以前に戻ったら・・・ 

これらは日常的なことだけれど、イギリスはフランスの農工業の重要な輸出国だそうで、そうなるとフランスの経済もガタガタしてくる。これ以上不景気になったらどうすればいいのかしら。と、問題は山のようにある。

でも、再投票する動きが活発に行なわれているよう。もし、それが実現されたら、今度は大多数で残留でしょうね。