2016年6月14日

ジヴェルニー、久しぶりのモネの家と庭

ジヴェルニーのクロード・モネの家。
庭には色とりどりのお花が咲き乱れ
自然がもたらせてくれる心地良さをたっぷり味わえます。
本当に久しぶりのジヴェルニー。印象派巨匠の面影を偲べる家は、いつ見ても感激。アトリエだけでなく、キッチンもベッドルームもモネが暮していた時と同じだと思うと、当時の生活の空気が漂っているようで、何もかも貴重に思える。

日本が大好きだったモネが収集していた浮世絵の数には、いつも驚かされますが、こうした作品の価値を認める画家たちがいなかったら、浮世絵の運命は・・・・と思わずにはいられない。
日本では価値が認められず、包み紙や障子に使われていた浮世絵。フランスやオランダの画家たちの評価がなかったら、今日見られる貴重な浮世絵は残っていなかったかも知れない。
西洋風の家と、壁という壁に飾られている日本の浮世絵。違和感を抱かせることなく共存しているのを見ると、幸せな気分になります。
睡蓮の花がキレイに咲いている絶好の季節。
パリのオランジュリー美術館の名画に想いをはせないではいられません。
広い庭園には花々が競うように咲き、大きな池では睡蓮の花が満開の姿を見せ、無数の竹や柳が植えられ、日本風橋が架けられている庭。日本を至るとこるで感じる ジヴェルニーの家。モネが日本をこよなく愛していたように、日本人もモネが大好きなのです。