2016年9月29日

パリ、ファッションウィーク

おしゃれ上手な女性の姿があちこちで見られ
感性が磨かれるのものこの期間。
自分に自信を持っているのがわかる、堂々とした歩き方がいい。


昔「パリコレ」、今「ファッションウィーク」
呼び方は変わっても中身は同じで、ニュー・コレクションを各メゾンが紹介します。

2017年春夏プレタポルテのショーを行うメゾンを、スケジュール表で数えてみたら、ナンと92もある。この数字を見ただけで目眩がしたり、疲れが出たり。 この業界の厳しさが分かります。

今回のショーの開始は9月27日、終了が10月5日。
話題は、デザイナー交代劇があったサンローラン、 ディオール、ランバン。
どのような評価がなされるか、売り上げはどうなるか、今後大いに楽しみです。

めまぐるしくデザイナーが変わるメゾンが多い中で、シャネルのラガフェルドほど息の長い人は珍しい。モニュメントといってもいいほど。何しろ彼は、クリスチャン・ディオールの時代からデザイナーだったわけだから、最長記録の保持者でしょう。しかも、今でも活躍中だからファッション界の宝です。

チュイルリー公園の入り口の、
「パリ・シュール・モード」「プルミエール・クラス」の表示。
ここで、アクセサリーとファッション小物の新コレクションが発表されます。
ただし、バイヤー、ジャーナリストなど関係者向け。

華やかなショーとは別に、これから世に出ようと願うデザイナーや小物のクリエーターは、ホテルや特別展示会場で作品を披露します。ブランド名を覚えてもらうためには、こまめに展示しなくてはなりません。

チュイルリー公園内には5000m²もの巨大なテントが張られ、その中のブースを借りて、世界中から集まるバイヤーやジャーナリストに見せる人もいます。ブースの数の多さからも、この世界の競争の激しさが分かります。ファッションは年中変わらなければならない。進取の精神を持っていなかればならない。しかも、利益を生む製品を創作しなければならない。やはり厳しい世界です。